Re;夏の新作（仮

「クレラップの使いやすさはノーベル賞ものだな」
「そうかもな」
「あれ考えた人は芥川賞あげてもいいよな」
「ノーベル賞じゃないの？」
「ノーベル芥川賞」
「なんだそれ」
「わかんない」
「わかんないのかよ」
「だけどサランラップの方がなんとなく良くね？」
「確かに破れにくい印象はあるね」
「クレラップとサランラップが一緒になったら最強じゃね？」
「そうかもな」
「国民の大多数がそう考えてるって消費者庁に進言すべきじゃね？」
「じゃあそのようにノダセーコ先生に連絡すればいいだろう」
「やだよあのひと目が怖いんだもん」
「じゃあｅメイル」
「メアド知られたくないよ」
「、、、」
「…」
「あのさ俺思ったんだけど」
「なに」
「クレラップの入れ物にサランラップ入れりゃいいんじゃないの」
「！　きみすごいな。さすが大学院卒は違うな」
「中退だけどな」
「そこのきみノーベル赤塚賞をこの彼にあげてくれ」
「誰に言ってるの？」